辺境の地で脳筋な兄たちに囲まれ自由に過ごしていた辺境伯爵家の次女・ディアナ。ある日急遽王命によって婚姻させられることに…!そのお相手は、頭脳明晰で好青年として評判の公爵令息・ラキルスだった。実はこの結婚、ラキルスが結婚するはずであった国の姫が隣国との和睦のために嫁いでしまい、余計ないざこざを避けるためのものだった。
「可憐な姫の後が、脳筋な辺境伯んとこの娘って、公爵令息もかわいそうに…。これはあれでしょ?『お前を愛するつもりはない!』ってやつでしょ?」
期待も遠慮も捨てている、自称"野ザル"の新妻ディアナと、好青年の仮面をひっ剥がされていく旦那様ラキルスのすれ違い物語。
次回は1/23に更新します。